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女性ホルモンは、美と健康を保つうえで欠かせないもの。
加齢による分泌量の減少が、私たちの身体・肌・髪・心にさまざまな不調をもたらします。

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Contents

女性ホルモン分泌量の年齢別変化と起きやすい身体のトラブル

 

思春期 10~20歳

初潮を迎えるころ。
女性ホルモン量が急激に上昇するため、月経不順や月経痛などが起こりやすい。

**トラブル**
□月経がこない、月経不順、月経痛
□PMS(月経前症候群)
 

性成熟期 30~40歳

20代~30代で女性ホルモン量がピークに。
ストレスなどによるホルモンバランスの崩れで、婦人科系の病気にかかる危険も。

**トラブル**
□不妊症
□婦人科系の病気(子宮筋腫、子宮内膜症など)
□女性特有のがん(子宮がん、卵巣がん、乳がん)
 

更年期 50~60歳

卵巣機能が衰え、閉経を迎えるころ。
女性ホルモン量が激減し、更年期症状をはじめとしたさまざまな不調が現れる。

**トラブル**
□更年期障害(ほてり、うつ症状、不眠など
□女性特有のがん(子宮がん、卵巣がん、乳がん)
□生活習慣病(高血圧、糖尿病、動脈硬化)
 

老年期 60歳~

女性ホルモンの分泌量が微量に。
これに伴って骨粗鬆症などを発症しやすくなる。

**トラブル**
□骨粗鬆症
□尿もれ
 

心身それぞれの変化

 

身体

月経不順やPMS、婦人科系の病気も
女性ホルモンは月経や妊娠、出産を司るだけでなく、脳や血管、骨にも作用して女性の身体を若々しく元気に保つ役割を担っています。
女性の平均寿命が長いのは、この女性ホルモンに守られているからといわれています。

●乱れ・減少による影響
20代~30代では月経不順やPMS(月経前症候群)を招きやすく、婦人科系の病気にかかることも。
身体を元気に支えていた軸が弱くなることで、更年期障害や生活習慣病などを引き起こす場合もあります。

更年期障害

 

水分・油分が減少し、乾燥・シワ・たるみに
女性ホルモンは2種類あり、月経周期でその分泌量が変動。
月経後~排卵前に増えるエストロゲンは肌の水分保持力を維持し、排卵後~月経前に増えるプロゲステロンは皮脂の分泌を促す働きがあります。

●乱れ・減少による影響
保たれていた水分と皮脂のバランスが崩れることで、肌が乾燥したり、ニキビができたり。
さらには分泌量の減少で、乾燥・シワ・たるみなどの肌老化が加速してしまいます。

 

ホルモン量逆転で薄毛の悩みまで
髪は、頭皮の奥にある毛母細胞が分裂を繰り返すことでのびますが、その分裂を促して発毛させるのが女性ホルモン。
”髪の成長期”を維持して、生えた髪がすこやかにのび続けるのを助けます。
さらに、頭皮のコラーゲン量を増加させる働きもあり、髪にハリ・コシをもたらします。

●乱れ・減少による影響

ひとつの毛穴から3本出ていた毛髪が1本になったり、髪そのものが細くなったり…
30代後半ごろから、うねりが出る、パサつきが目立つなど髪の衰えを感じ始めます。
また、分泌量が減ると、相対的に女性にも備わっている男性ホルモンの影響力が強まります。
男性ホルモンには頭頂部や前頭部の発毛を抑制する働きがあるため、女性でも髪のボリュームがなくなる、地肌が透けて見えるといった薄毛に悩む人が増えるのです。

髪のトラブル
 

自律神経が乱れ心が不安定に
女性ホルモン分泌の指令を出すのは脳の視床下部というところ。
ここは自律神経もコントロールしています。
自律神経は理性をはじめ、感情・本能・欲求などを生む大切な機能。
女性ホルモンの分泌が正常に行われていると、自律神経のバランスも整うため、心の安定が得られます。

●乱れ・減少による影響
更年期に入ると、卵巣機能の衰えにより、視床下部がいくら指令を出しても女性ホルモンが分泌されないため、脳が混乱をきたします。
すると、同じ視床下部にある自律神経まで、うまくコントロールできなくなってしまうのです。
このため、情緒不安定になったり、イライラしたり、気分が滅入って欝っぽくなるなど、更年期特有のさまざまな不調が現れます。

不調

 

女性ホルモンを高める成分

 

プラセンタ

プラセンタとは、豊富な栄養素と細胞を活性化する成長因子を含む胎盤のこと。
女性ホルモン分泌促進作用があり、また、その働きが女性ホルモンと似ていることから、分泌量減少を補う治療などに用いられています。

プラセンタの主な働き

  • 抗酸化作用

活性酸素を除去し、細胞の酸化を防止

  • 内分泌調整作用

内分泌系のバランスを整え、女性ホルモンのバランスを調整する

  • 強肝・解毒作用

肝臓の働きを高める

  • 基礎代謝向上作用

新陳代謝を活発にし、基礎代謝を高める。
さらに細胞や臓器の活動を活性化する

  • 免疫活性作用

免疫力を強化し、抵抗力を高める

  • 抗炎症作用

炎症を抑え、傷ついた組織を修復する

  • 血行促進・造血作用

造血組織を刺激し、血流を改善する

  • 自律神経調整作用

自律神経のバランスを整える

 

ザクロ

ザクロは、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの含有量が圧倒的に多い植物。
肌にハリをもたらす、自律神経を安定させるなどの働きがあります。

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イソフラボン

豆腐や納豆でなじみ深い、大豆に多く含まれるフラボノイドの一種。
女性ホルモン様作用があり、更年期症状の不調を解消したり、女性らしい身体つきを維持します。

イソフラボン
 

バラの香り

美の象徴として親しまれているバラですが、その芳香成分には女性ホルモンの分泌を高める働きがあると言われています。
鼻から入った方向成分が脳に信号として伝わり、ホルモンの分泌調整を促進。
女性ホルモン力が高まることで肌はつややかに、心はリラックスして、女性の美しさを高めてくれます。

バラ

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