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店頭には、さまざまな種類のお酢が並んでいます。

料理に使ったり、ドリンクとして飲んだりと幅広く使えるお酢を毎日の生活に上手に取り入れていきましょう。

 

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Contents

お酢の歴史

旧約聖書にも登場し、人間が作り出した最古の調味料と言われているお酢。
お酢は、偶然、お酒が発酵して生まれました。
世界各地にさまざまなお酢がありますが、米からお酒を作る日本では米酢、フランスではぶどうから作るワインビネガーというように、それぞれの国のお酒と同じ原料で作られています。
アジアでは米や麦などが原料の穀物系のお酢、欧米ではぶどうやりんごなどを原料とした果実系のお酢が多く見られます。
種類が多くて使い方に迷ったら、和食や中華料理には穀物酢、フランス料理にはワインビネガー、イタリア料理にはバルサミコ酢、飲み物用にはりんご酢などと、お酢の特徴を生かし、用途やお好みに応じて上手に使い分けると、お酢のおいしさがより楽しめます。

 

お酢の栄養素

昔から「疲れた時には、お酢をとるとよい」といわれ、お酢は健康に良いものとして親しまれてきました。
お酢の酸っぱさはクエン酸と思われがちですが、一般的なお酢にもっとも多く含まれているのは酢酸(さくさん)。
これにクエン酸などの有機酸やアミノ酸が加わって、それぞれのお酢の特徴が生まれてきます。
しかも、お酢に含まれる酢酸は、体内に入るとクエン酸に変化します。
豊富に含まれる有機酸をはじめ、さまざまな有効成分が肩こりや疲労回復、生活習慣病の予防などにはたらき、健康維持に役立つといわれています。

 

身体にとって必要不可欠なアミノ酸

人間の身体はおよそ60~70%」が水分で、約20%をたんぱく質が占めています。
アミノ酸は、たんぱく質の構成成分で、筋肉や内臓、ホルモン、髪や皮膚など身体の組織を作るという重要な働きをしています。
そのため、アミノ酸が不足すると疲れやすくなったり、免疫力が落ちたりなど身体が正常に機能しなくなります。
人間に必要なアミノ酸は20種類。そのうち9種類は体内で作ることができず、体外から摂取しなければならない必須アミノ酸です。
なので、アミノ酸の多い食品をとることは身体にとってとても大切。
お酢には必須アミノ酸をはじめ、各種アミノ酸が含まれています。

 

クエン酸サイクルが健康のキーポイント

クエン酸は、梅干しやかんきつ類などに多く含まれる有機酸のひとつで、身体のエネルギーの代謝に欠かせない酸味成分。
体内では摂取した食べ物をエネルギーに変えますが、クエン酸サイクルとは、食事からとった糖質や疲労時に蓄積される乳酸、脂肪などを分解して、エネルギーに変える仕組みのことです。
クエン酸をとると、クエン酸サイクルが活性化され、新陳代謝がアップ。脂肪分や乳酸が分解されて、エネルギーに変換されるため、疲労回復やダイエット、生活習慣病の予防などに役立つと言われています。

 

大さじ1杯程度のお酢を毎日とろう!
アミノ酸やクエン酸の含有量はお酢の種類や熟成期間によって様々ですが、体調維持に必要な栄養成分が含まれるお酢は、私たちの健康をサポートしてくれる力強い味方。
健康のためのお酢の摂取量の目安は、1日大さじ1杯(15ml)程度。
料理に使ってもドリンクにしてもOK。毎日、適量を続けてとることがポイントです。
クエン酸やアミノ酸が身体の中で機能するには、ビタミンなども必要です。
お酢を食生活に上手に取り入れてバランスの良い食事を心がけましょう。

 

お酢の種類と特徴

 

穀  物  酢
米酢 米が主な原料。
100%米だけで作られたものが純米酢。
おだやかな酸味と旨みがあり、お寿司や酢の物など日本料理に合う。
玄米酢 米酢の一種で玄米が主原料。
アミノ酸が豊富で、香りやコクが米酢よりも強い。
日本料理や中華料理に向いている。
黒酢 玄米、大麦などが原料で長時間熟成させたものが多い。
色は褐色で、味はまろやか。
アミノ酸やクエン酸の含有量が多く、どんな料理にも合う。
香酢 もち米が原料の中国の黒酢。
アミノ酸が多く含まれていて、香り高い。
加熱しても香りが失せないので、熱い料理にも幅広く利用されている。
もろみ酢 泡盛の製造過程でできる、もろみ(酒粕)から抽出したもの。
酢酸が少なく、クエン酸が主成分なので酸味はまろやか。

 

果 実 酢
りんご酢 アメリカの代表的なお酢。
リンゴ果汁が原料で、さっぱりとした味わいとリンゴの香りが特徴
マリネやドレッシングの他、ドリンクにも最適。
ワイン
ビネガー
ぶどう果汁が原料でワインの産地で作られる。
さわやかな酸味。
赤と白があり、赤は肉料理やソースに、白は酸味が強いのでドレッシングなどに。
バルサミコ酢 北イタリアのモデナ地方のお酢。
ワインとブドウ果汁を煮詰め、木樽で長期間熟成。
アミノ酸やクエン酸が豊富。
濃厚な香りと濃厚な味で肉に合う。

 

我が家にあるのは黒酢と米酢

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先日ご紹介した『酢しょうが』は黒酢で作りました。

 
ハーブ酢や、いただきもののフルーツ酢もあります♪

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今年は、バリエーションに富んだお酢を楽しめそう

また、飲んだ感想をレポしますね

 

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