スポンサーリンク

体温が0.5度下がると、私たちの身体の免疫力は30~40%も低下するといわれています。
つまり、身体が冷えやすい冬は、免疫力が弱まり病気になりやすい時期でもあるのです。

免疫力が低下すると風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
また、疲れやすかったり、よくお腹をこわす…といった症状も免疫力が低下しているサインかも。
冷えで体温が下がりやすい今の時期は免疫力が低下しやすいので注意が必要です。

160221 1

 

Contents

免疫とは

目には見えませんが、空気中には病原体となる数え切れないほどのウィルスや細菌が漂っています。
それでも私たちが病気を発症しないのは身体を外敵から守る防御システム=免疫が備わっているから。
免疫と深く関わるのは、免疫細胞である白血球です。
白血球には、マクロファージやナチュラルキラー細胞などさまざまな種類があり、血流に乗って全身をくまなくめぐって防御態勢

を整えています。
そして病原体が体内に侵入するとそれぞれが強力し合って攻撃をしかけ、病原体を退治して身体を守るのです。
さらに免疫細胞がすごいのは、1度身体に侵入したある種の病原体に対してはその攻撃法を覚えていて、次に同じ病原体が侵入し

ても未然に病気を防いでくれること。
はしかやおたふくかぜなど1度かかった病気にかかりにくいのはこのためです。

免疫力が低下しやすい原因

●食生活の乱れ
●睡眠不足
●ストレス
●加齢
20代がピークで40歳以降は徐々に低下します。
高齢者になるとがんや感染症にかかる人が増えるのはこのためです

免疫力が低下すると風邪をひきやすいうえに治りにくくなったり疲れやすくなったり…などさまざまな不調を招きます。
気温が低く空気が乾燥している冬は風邪やインフルエンザなどのウィルスが蔓延しているので、こうした病気を予防して
体調を崩さないように免疫力を高めていくことが大切です。

免疫力をアップするには?

①腸内環境をととのえる

食べ物を消化し、栄養素を吸収する腸は、身体の中で最も多くの異物とであう器官なので全体の約6割の免疫細胞が集まっています。
そのため、腸のトラブルは腸内の問題にとどまらず免疫力や自然治癒力のもとになるので放置すると免疫力が低下し、生活習慣病、感染症、アレルギーなどさまざまな病気にかかりやすくなります。
腸内環境を良くすることが健康維持のためには大切なのです。

腸の健康を左右するのが腸内環境。
人の腸内にはおよそ100種類以上、100兆個もの細菌が棲みついていて常に勢力争いを繰り広げています。
中でも2大勢力が腸によい影響を与える「善玉菌」と腸のはたらきを妨げる「悪玉菌」
善玉菌が優勢になると腸内環境がよくなり、免疫細胞も活性化します。

善玉菌を増やす食品

「プロバイオティクス」
腸内環境を整え、身体によい影響を与える微生物
免疫力をサポートして病気になりにくい身体をつくるほかに便秘や下痢を抑える、
肌荒れを遠ざけるなどのはたらきもあります。

*乳酸菌
糖から乳酸をつくり、悪玉菌の増殖を抑えます。
発酵食品に多く含まれ、約350種類もの種類があります。
体内に取り入れた乳酸菌は3~4日で体外に排出されるので毎日続けて摂りましょう

《多く含まれる食品》
ヨーグルト、チーズ、漬物、味噌

*ビフィズス菌
乳酸菌の仲間。
糖を分解して乳酸をつくるほか、強い殺菌力がある酢酸をつくって
悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境をよい状態に保ちます

《多く含まれる食品》
ヨーグルト

「プレバイオティクス」
腸に棲みついていて善玉菌のえさとなります
善玉菌を増殖・活性化させ、悪玉菌を抑制します

*オリゴ糖
ブドウ糖や果糖などが結合した物質
乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌の大好物です

《多く含まれる食品》
玉ねぎ、キャベツ、アスパラガス、リンゴ、バナナ

*食物繊維
排便を促して腸をキレイにし、善玉菌の増殖に役立ちます

《多く含まれる食品》
玄米、おから、ごぼう、こんにゃく

 

②よく笑う
漫才や面白い映画、ドラマを見て大笑いした後は免疫細胞が活性化するという研究報告があります。
笑顔をつくるだけでもよい働きが得られるともいわれています。

 

免疫強化に役立つ生活習慣のコツをつかみ、寒い季節もベストコンディションで過ごしましょう

スポンサードリンク
おすすめの記事